こんにちは。デバイスソフトウェア開発部の斎藤です。
「配筋検査ARシステムBAIAS®」は、2024年3月22日に「ラベル片側表示機能」をリリースしました。
これにより、鉄筋間隔・ダブル配筋計測において、計測結果のラベルを両側に表示するか、片側に表示するかを選択できるようになりました。
今回は、鉄筋間隔・ダブル配筋計測に関わるラベル片側表示機能ついてご説明いたします。
ラベル片側表示機能
従来の鉄筋間隔・ダブル配筋計測では、計測結果のラベルが上下左右に分散して表示されるため、正面からの撮影ではラベル全体を画面内に収めて撮影するのが難しいという課題がありました。
そこで今回は、縦筋ラベル位置を上下・横筋ラベル位置を左右から選択して片側に表示する機能を開発しました。
設定方法
まずは以下の手順にて、片側表示機能を有効にします。
- 設定画面にて、「片側表示」をONにします。
※デフォルトはOFFになっています。OFFの場合は従来と同様の両側表示になります。 - 保存をタップし、ホーム画面に戻ります。
操作手順
- 通常通り鉄筋間隔の計測を行います。
※鉄筋間隔を計測する機能である、ピッチ・ダブル配筋計測機能の詳細に関しましては、各機能の紹介記事をご覧ください。
「配筋検査ARシステムBAIAS®」にリアルタイム計測機能を追加!
配筋検査ARシステムBAIAS®のダブル配筋計測のコツ - 計測後に「ラベル」→「表示位置選択」をタップします。
- 計測場所のスペースや撮影する角度に合わせて、縦筋・横筋のラベル位置を選択します。
以下はラベル位置を変更した際の表示例です。
以下は、従来の両側表示(片側表示 OFF)と今回リリースした片側表示を並べた画像です。
計測結果
片側表示状態で斜めから撮影を行うことで、ラベルを画面内に抑えて撮影することが容易になりました。
以下は後ろに壁がある狭い場所での撮影を想定し、iPadと計測面を近づけて斜めから撮影した画像です。
※上記画像は「ラベルが常にカメラ方向を向く機能」もONとなっております。「ラベルが常にカメラ方向を向く機能」に関しましては、下記の記事をご覧ください。
配筋検査ARシステムBAIAS®にラベルが常にカメラ方向を向く機能を追加!
おわりに
今回の記事では、配筋検査ARシステムBAIAS®の「ラベル片側表示機能」について解説しました。
開発では、ラベルオブジェクトの位置調整・動作確認を複数の角度から何度も繰り返し、お客様目線でより見やすい初期位置となるよう工夫しました。
今後もお客様の意見や要望等をキャッチアップし、ニーズに沿った機能拡張や改修を進めてまいります。
今後ともBAIASをよろしくお願いいたします。
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