データ計測ツール「Google Analytics for Firebase」について

お疲れ様です!
SJC共同開発推進室の境田です。

アプリケーションを開発する際、ユーザの動向を把握したい、そう思ったことはありませんか?
これまでデータ計測ツール「Google Analytics for Firebase」を用いて開発してきたことがあり、
その要望を叶えてくれたのでご紹介します。


具体的に何をトラッキングできるか?ですが、
・よく使われている機能(APIの使用頻度など)
・実際にユーザ側で発生しているエラー
・よく表示されている画面
・ログイン回数
など、様々です。処理が走った時に計測したいイベントをコード上に仕込めば、
以下のようにFirebase コンソール画面内の「アナリティクス」のレポートにデータが表示されるようになります。

早速導入してみましょう!

1.Firebaseプロジェクトの作成
下記サイトよりプロジェクト名を入力し、作成ボタンをクリックします。
https://console.firebase.google.com/u/0/?hl=ja
2.Firebase SDKのインストール
Swift Package Managerを使ってインストールします。
Xcode でアプリのプロジェクトを開いた状態で、[File(ファイル)] > [Add Packages(パッケージの追加)] の順に移動
プロンプトが表示されたら、次の Firebase iOS SDK リポジトリ URL を入力
3.Firebaseの初期化コードの追加

4.イベントをロギングする
FirebaseApp インスタンスを構成すると、logEvent() メソッドを使ってイベントをロギングできるようになります。
以下は”login”というイベントに”userId”というパラメータを付与してロギングした例です。

ダッシュボード

Firebaseコンソールの「イベント」ダッシュボードに移動すると、先ほどロギングした
イベントがレポートされています。

Debug View

DebugView を使用すると、開発デバイス上のアプリによってロギングされる生のイベントデータをほぼリアルタイムで見ることができます。
開発中や検証で使用すると便利です。タイムラインにイベントが表示されます。

Top Eventsテーブルには、30分間にロギングされた上位のイベントが表示されます。

まとめ

今回はGoogle Analytics for Firebaseについてご紹介しました。
アプリの改善やエラーの解析、クラウド上からプッシュ通知なども可能です。
今回はiOSにフォーカスしてご説明させていただきましたが、
ウェブ、iOS、Android、Flutter、C++、Unityでも活用することができます。
今後のご参考になれば幸いです。
また、エコモットでは、ともに未来の常識を創る仲間を募集しています。
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