こんにちは!クラウドソリューション開発部の西谷です。今回は、ネット情報全盛期の今だからこそ、なぜ「本」がいいのか、そして私が実践している技術書の選び方をまとめようと思います!
はじめに
エンジニアの皆さんは、普段から技術書を読んでいますか?
「ネットで調べれば大体のことはわかるし……」と、ついついブラウザで検索したりAIとのチャットだけで済ませてしまっている方も多いかもしれませんね。
私はエコモットに新卒入社して、今年で4年が経過しました。ここまでを振り返ると、私の知識を支えてくれたのは、たくさんの技術書でした。
今の時代、簡単に調べれば、あるいはAIに聞けばなんでも答えが得られます。
一方で、「根本的な考え方」のようなベースの知識を学ぶ機会は、逆に減っているのではないかと感じています。
今回は、ネット情報全盛期の今だからこそ、なぜ「本」がいいのか、そして私が実践している技術書の選び方をまとめようと思います!
- ネットの情報だけだと体系的な理解ができているか不安な方
- これからAIを使いこなして高品質な指示を出せるようになりたい方
- 技術書を買っても挫折して積読になりがちな方
上記に当てはまる方は必見です!
今さら本?
いまやたくさんの技術系のブログサイトで有識者たちが活発に記事を投稿していますし、
このエコモットブログだってあるし、何なら生成AIに聞けば一瞬で答えが返ってくる時代です。
「なのになんで今さら本なんだよ」
そう思う方も少なくありませんよね。
それに対する私の回答は、
「本はベースの知識や考え方を学習できるから」
です。
もう少し深堀りますね。
私たち技術者がインターネットで何かを検索する場合を考えてみましょう。
「XXXXの技術とは」「YYYY コード 書き方」「ZZZZ 修正方法」
のような感じで検索していることでしょう。数年前の私も、こんな感じの検索履歴が連なっていたと思います笑
検索に少し探す時間はかかるものの、目的の情報にたどり着き、めでたくあなたは目的を達成することができました。その時は…
少し経過して、その達成感をかき消すようなことが起きます。
- レビューで上司から、「なんでこうしたの?」と質問され、答えられない
- 意図しないバグが発生するが、なんでバグったかわからない、修正に時間がかかる
- 設計思想が無いので、修正しようとしたときにめちゃくちゃ不便・壊れる
などなど…
そういう経験ありませんか?私はあります。
こうなってしまう原因は、ブログや生成AIで、答えだけをとりあえず得ているからなんじゃないかと思います。
でもそれでは、なんでこうしたのか、どうしてこうなるのかがわからない。
わからないから説明できない。
そして、説明できないものは、何が起きるかわからない。
結果、バグる、直せない、手痛い学習コストが発生してしまいます。
特に、生成AIが出てきてからはそれが顕著だと思います。
なんでこうなったの?みたいなものをショートカットして生まれたコードやシステムを、あなたは保守していきたいですか?
もちろん、中には考え方を紹介しているような記事はありますし、生成AIも使い方次第です。
ただ、ベースの知識もないのに、そういった考え方を理解できるでしょうか?生成AIに指示や質問できるでしょうか?
そこで本ですよ
はい、そこで本を読みましょうということです。
だいたい世の中で支持されている技術書には、深い洞察や、本質的な知識が書かれています。
まさに、ベースの知識や考え方を学べるわけです。
この考え方をしっかり学んでおけば、様々な開発現場に応用できるわけですね。
実際私も、「これは本に書いてあったことだ!」とか、「この状況に対してあの知識を応用すればいいんじゃ…?」となったことがたくさんあります。
本が大切なのは分かったけど、じゃあどうやって選ぶの?と思ったことでしょう。
次に、私がおすすめする技術書の選び方をお教えします。
わたしがおすすめする「技術書の選び方」3+1選
まず技術書は大抵、そこそこ値が張ります。
選び方をミスると、残念な思いをしますので、私が普段実践している選び方のポイントをまとめました。
| チェック項目 | 意識するポイント |
|---|---|
| ① どこが・誰が出しているか | 出版社や著者の背景。一貫した主張から連鎖的に学べる。 |
| ② 本の難易度 | 自分の今のスキルレベルに合っているか(超重要!)。 |
| ③ 本の種類 | 入門書、実践書、マインドセット、物語など、目的に応じているか。 |
| ④(おまけ)PDF化できるか | あとからAIツールと連携できるかどうか。 |
① どこ・誰が出しているか
まず私が最近になって意識していることは、どの団体の誰がこの本を書いているのかを知るということです。
なぜなら、作者が同じ場合は、根本的な考え方が共通していて、1つ理解すると他の本でも伝えたいことがわかりやすいからです。
最初のころからこれがわかっていれば、本を探すときも、調べるときも、ちょっと楽だったよなと思います。
結構おすすめなので是非試してみてください。
② 本の難易度
初学者のうちは特に大切です。ここを間違えると高確率で挫折します。
私も新人のころ、気合を入れて買った難解な本の内容が意味不明すぎて、そのまま綺麗な積読にしてしまったケースが結構ありました。本当にもったいない。
とにかくわかりやすいものか、それでもわからないのであれば、前段の書籍を買うなどして学習を深めたほうが、結果的に近道です。
まずは、自分に見合った難易度を見定めることを忘れないでください。
ただ、後から読み返すと「あ、こういうこと言ってたんだ!」と理解できるパターンもありますので、難しいからフリマで売ってしまうとかもやめておきましょう。
そういった場合はおとなしく積読!
③ 本の種類
私が結構やってしまう失敗なのですが、気になったトピックを勉強しようと思ったら、そのトピックの一番有名そうな書籍をとりあえず購入してしまいます。
ただ、実際に知りたかったのは考え方だったりするのに、よく読んでいくと実践書だったみたいなことがあり、これが結構もったいないです笑
なので、いま自分が欲しいのは、手を動かす「入門書・実践書」なのか、それとも設計思想などの「マインドセット」なのか、あるいはプロジェクトマネジメントを疑似体験できる「物語」なのか。など。
目的に応じてしっかり選び分けましょう。
④ おまけ:PDFにできるか(最新の読書ハック)
電子書籍を公式にPDFで購入できる場合、読書体験が劇的に変わります。(※DRM保護された電子書籍を不正に解除してPDF化する行為は著作権法違反になるため、あくまで公式にPDF配布・販売されている書籍に限ります)
私が思う「書籍が難しい理由」は、結構難しいのに、書いていること以上の補足が無いことです。気軽に質問できたらなーと思いますが、なかなかそうもいきません。
そう、NotebookLMが登場するまでは。
このNotebookLMですが、PDFを取り込んで、取り込んだ内容にだけ詳しくなる生成AIのサービスです。
ここに、自分が正規に購入した電子書籍のPDFを渡せば、簡単に質問することができるんです!
簡単に専属のメンターをゲットできましたね。(※アップロードしたPDFは自分だけの私的利用の範囲に留め、他人に共有しないよう注意してください)
PDFって読みにくくない?と思う方もいるでしょう。紙で読みたい場合は印刷しなければなりませんが、「Send to Kindle」を使えば、電子のままスマホで読めます。
この「Send to Kindle」は、PDFやEPUBといった形式のファイルを、Kindleに登録することができるという、Amazonが提供しているサービスです。
これを使えば、あなたのスマホのKindleアプリで書籍が読めるようになります。
ただ、さっき説明しましたが、答えを得るだけだと本末転倒です。
なんでそうなるの?
という思考の過程を確認するプロンプトを投げましょう。
まとめ
ネットの記事やAIの回答は便利ですが、本は「ベースの知識や考え方」を学ぶための最も優れたツールです。
土台となる考え方が身につけば、エンジニアとしてパワーアップしますし、日々の開発がもっと楽しくなりますよ。
この記事を読んで「頑張って本を読んでみようかな」と思ってくださる方がいれば嬉しいです。
さて、皆さんは次に何を読みますか?
お気に入りの1冊を見つけて、ページが擦り切れるまで読んでください!
最後に
エコモットでは一緒にモノづくりをしていく仲間を募集中です。弊社に少しでも興味がある方、生成AIを使った開発に興味がある方はぜひ下記の採用ページをご覧ください!
【免責事項・ご注意】
本記事で紹介している読書ハックは、ご自身が正規に購入された書籍を、著作権法の定める「私的使用のための複製」の範囲内で利用することを前提としています。著作権保護(DRM)の不正解除や、第三者の著作物の無断アップロード・共有などの違法行為は絶対に行わないでください。万が一、本記事の内容を元に生じたトラブルや不利益について、筆者は一切の責任を負いかねます。





