【GR】現場ロイド初の3D化!3D地中変位計を活用 ~前編~

こんにちは!
エコモット関西営業所の松平です。

一部地域への緊急事態宣言も関係し、最近は引きこもりがちな日々を過ごしがちですが、
本当は外に出たい欲があるものの、できる限り家でゲームをして退屈をしのいでいます。

すみません。ちょっといいかっこしようとしてました。
私はずっと前からゲームばかりしていました。

最近は某スマホゲームに熱中しています。(無課金です)
松平が初めて遊んだゲーム機はスーパーファミコンだったのですが、
次世代機のプレイステーションやセガサターンに移行したことで、
初めて3D化したゲームを見たときは衝撃でした。

当時は現在と違ってキャラクターの見た目もさることながら、
動きがガタガタだったのでリアリティにはさほど感じませんでしたが、
それでも、初めての3D化を目にした時は胸が熱くなったものです。

なんでこんな話をしたかというと、
エコモットもついに着手したのです。
初の3D化に。

こちらの映像をご覧ください。

こちらは弊社で新たに取り扱いを開始しました、

「3D地中変位計シェイプアレイ」を現場に設置し、
遠隔でモニタリングしているときの映像です。
今まではシンプルな折れ線グラフだったのですが、
グラフを3Dにすることで、計測器の動き(変位)を明確に視覚化することを可能としました。

では肝心のセンサ部分はどういったものなのか。
ここから「3D地中変位計シェイプアレイ」についてご説明していきたいと思います。

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「3D地中変位計シェイプアレイ」とは

3軸重力加速度センサ(MEMS)を用いた地中変位計です。

こちらの地中変位計は日本国内では新川電機さんのみの取り扱いとなっています。
地盤や地質構造の変形を評価するシステムなんですが、
こういったセンサを使います。

ロープに近い形ですね。
このセンサは最大で150mの長さまで対応可能です。
折れ曲がっている黒い関節部分それぞれがセンサとしての役割を担います。

 

設置の手順としては、センサをボーリング孔内に設置したガイド管に挿入します。

ガイド管の奥まで挿入できたら、センサ部分(黒い関節部)がガイド管の内面に接するように、ジグザグ設置を行い、固定します。

外径は2㎝なので、従来よく使われていた地中変位計の2/3の細さとなっています。

従来品だと掘削時に大きな孔径が必要でしたが、
シェイプアレイですと小さな口径のガイド菅が使用できるので、
資材費やボーリング費の部分でコストダウンにもつながります。

ではこのセンサはどんな用途として使えるのか。ここが気になるところですよね。

縦横自在。あらゆる方向に設置可能

3D地中変位計シェイプアレイは鉛直、水平、曲面の設置に対応しています。

 

まずは「鉛直設置」。
法面・切土・盛土の変位監視等に主に用いられ、
地すべりなどの地中の状態についてモニタリングを行います。

 

 

そして「水平設置」。

水平に設置することで、地盤沈下や切羽先行変位などの地中の状態についてモニタリングを行います。
※水平設置は沈下計測のみの対応

 

 

そして最後に「曲面設置」。
曲面に設置することで、トンネルの内空変位や沈下などの状態についてもモニタリングを行います。

 

 

以上の変位計測を行うことを得意としており、
設置したシェイプアレイの形状の変化がデータに反映され、
安全レベルから警報レベルまでの変位を監視することができます。

設置したシェイプアレイのデータの見方は上部でご紹介しました、
遠隔モニタリングを行った映像の通りです。
が、イメージが少しわきにくいと思うので少しだけ詳しくご紹介しますね。

 

システム構成

センサー設置からデータ管理までの一連の流れは上記の図のようになります。

3Dグラフ表示

グラフは2Dと3Dの2種類をご用意しています。

まずは2D

 

そして3D

2Dグラフ・3Dグラフともに「1,2,3,5,7日前」までの計測した同時刻のデータを重ね合わせて表示が可能です。
視覚的に日毎の変位状況が確認できます。

3Dグラフでは、真上から変位を確認することにより、どの方角にどの程度変位しているか
容易に確認が可能です。

警戒値設定

 

警戒値設定にも対応しており、「第1警戒値」「第2警戒値」といった段階を踏んだ設定も可能です。
現地に設置した回転灯等との連動も可能です。

この3D地中変位計 シェイプアレイ。
おもにトンネル工事やシールド工事での実績が多いとのことですが、
新川電機さんとしては2005年から取り扱いを開始されています。

お話を聞く中で驚きの事実が発覚。

なんと、新川電機さんとタイアップして、
3D地中変位計シェイプアレイの3Dグラフでのクラウド化を実現したのはエコモットが、

国内初。

とのことです。

 

地中変位計データのクラウド上でのデータ変換、
そして肝となる3Dグラフでの表現・管理を実現したことは国内では過去にも事例はなかったようです。

本来、3D地中変位計シェイプアレイを使用する為には、
設置現場にPCを用意し、その場でデータ変換を行う必要がありました。

しかしエコモットのシステムではデータ変換のための物理的なPCの用意は不要です。
処理用PCを現地に置く必要がなく、いきなりWEBでデータ管理できるという部分が大きな特徴となります。

今後ぜひ色んな現場でご活用いただきたいと思います。

さて、この3D地中変位計シェイプアレイ。

どんな現場で使われているのか気になると思います。

簡単にご紹介です。

活用事例

トンネル天端の沈下測定や、

内空変位の計測。

地すべり計測。

そして構造物のモニタリング。

などなど、本製品は様々な工種でご利用頂ける製品となっております。

設置例についての記載が簡単すぎますか?

松平自身もそう思います。

実は3D地中変位計 シェイプアレイは海外での事例が非常に多く、

ぜひご紹介したい内容がもっとあるのです。

 

が、今回は少し長くなりましたので、次回後編に持ち越したいと思います。

次回が待ちきれない!というお客様は、
全国の現場ロイド営業マンが詳しくご紹介させていただきます。

お問い合わせお待ちしております!

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