Tech blog

日々の開発業務で培った技術的な知見や、よりよいプロダクト提供のための技術的な取り組みなどを積極的に紹介をしていきます。

AWS Single Sing-On(AWS SSO) 改め AWS IAM Identity Center でCLIする

はじめに

こんにちは。
岩津です。

最近エコモットではAWSのマルチアカウント運用をJumpアカウントを利用した方法からAWS Single Sign-On (AWS SSO)を利用した方式に切り替えました。
弊社ではクラウド環境としてAWSとAzureを利用していますので、IdP(Identify Provider)としてAzureADを利用することでAWSとAzureのユーザーを一箇所で管理できるようになりました。
このお陰でユーザー管理がかなり楽になりました。

SSO

今回は社内への業務連絡を兼ねてAWS CLIでSSOを利用する方法をざっと紹介します。

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2022 AWS Builders Online Seriesに参加しました

皆様こんにちは。IoTインテグレーション開発部の西谷です。
先日、2022 AWS Builders Online Seriesに参加しました。
初学者向けのイベントということで、私も気軽に楽しく参加することができました。
そこで学んだことを皆さんに共有したいと思います。

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FreeMindを使ったマインドマップについて

こんにちは。
DXソリューション開発部の上西です。

DXソリューション開発部では、2週間に一度テーマを決めて勉強会を行っています。
ちなみに参加は自由です。

今回は勉強会の中で題材になったマインドマップについて触れていきます。
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INTRODUCTION TO PHYSICS-INFORMED NEURAL NETWORKS

はじめましてフバチと申します。私は、もともと化学エンジニアで、日本に来る前は、ワルシャワ工科大学(ポーランド)で20年ほど働いていました。私は2021年5月からエコモットのデータアナリティクス部に勤務しています。エコモットで働くことで、異常検知、点群超解像、画像ノイズ除去といった問題に対するAI手法の応用について、新たな経験を積むことが出来ました。これらの問題はすべて、私にとって非常に興味深いものでした。また、私自身、化学工学の課題にAIツールを導入することにも興味があり、最近、物理情報に基づくニューラルネットワーク(PINN)について調べています。
このブログでは、私が調査したPINNについて、簡単な実験を交えて紹介したいと思います。データ分析やAI活用に興味がある方から反応を頂ければ嬉しく思います。

PINNは、物質、エネルギー、流体などの輸送現象のシミュレーションを可能にします。このようなシミュレーションは、化学反応におけるプロセス理解には欠かせません。
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QMK Firmwareで擬似的なUS配列を実現する

こんにちは。
DXソリューション開発部の池田です。

最近、開発時のプチストレスがいい感じに改善できたので、その方法を紹介したいと思います。
いわゆる自作キーボード派にしか刺さらない内容ですが、どなたかの参考になれば。

自作キーボードって?

好きな方ならご存知かと思いますが、2018年頃から(一部で)大変流行している自分でパーツを選んで組み立てるタイプのキーボードのことです。物理的な形・キーマップ・キースイッチ・キーキャップなどを自由に選べるので人によっては理想の一品に出会えるかもしれません。

かくいう私も当時のブームにまんまと乗っかり、Corne Cherryという左右分離型のものを愛用しています。

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PostgreSQLのメモリチューニングはじめの一歩

こんにちは。
開発メンバのKです。

今回Linux環境でPostgreSQLのメモリチューニングのための設定変更をする機会があったので、変更までの手順をはじめからまとめてみました。

PostgreSQLを使ってはいるけれど、意外とメモリ周りの設定は「なんだか難しそう、よくわからない」そんな印象のために、デフォルト値のままだったりすることもあるかもしれません。

実際にやってみると変更自体はそれほど難しくないので、これを機に一度見直してみましょう。

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ApachePOIを使用してエクセルを操作してみた

こんにちは。

コンストラクションソリューション事業部 開発部の菊池と申します。

最近、業務でJavaからExcelを操作することのできるApachePOIというライブラリを使用する機会があったので、ここに備忘録として残しておこうかなと思います。

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Postgresql ただのVacuumでもOSに領域を返却する事が有る

MBL開発部 Nです。

最近、Postgresqlを運用していて気になった所を調べてみました。
どんな事かと言いますと、10GB程度あるテーブルのデータを大量に削除した際にVacuumをFullオプション付きで行っていないのにもかかわらず、テーブルサイズが縮小し、OSのディスク空き容量も増えるということが二回あり、通常vacuumではOSに領域の返却は行われないと思っていたので一度目は見間違いかなと思っていました。

ドキュメントを見てみると9系のVacuumからこのように記載されています。

(FULLが指定されていない)通常のVACUUMは、単に領域を回収し、そこを再利用可能な状態に変更します。 この形式のコマンドでは排他的ロックが取得されていないため、テーブルへの通常の読み書き操作と並行して実行することができます。 しかし余った領域はオペレーティングシステムには(ほとんどの場合)返されません。 同じテーブル内で再利用できるように保持されるだけです。

ほとんどの場合返却されませんとの事ですので、返却されること自体は稀だけどもおかしくないようです。ではどのような場合に返却されるのでしょうか。

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複合気象センサーで現場の気象変化を監視する

皆さんこんにちは!
製品開発部エンベデッドグループの本間と申します。

弊社では、様々な計測機器を接続することで、計測データを専用のクラウドサーバーに自動的に
送信し、パソコンやスマートフォンからいつでも確認できるようにする「クラウドロガー」を
開発しております。

クラウドロガー

今回は、このクラウドロガーに「複合気象センサー」を接続した、現場の様々な気象を計測・監視
する気象計測システムをご紹介いたします。

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