はじめまして!開発本部 SJC共同開発推進室の中谷です。
新卒としてエコモットに入社してから早くも4ヶ月(社外研修から戻って1か月)が経過しました。
本記事では私が入社前にやっていた有給インターンでの経験と入社後に感じたギャップについてお伝えしていきます!
有給インターン時代の話
なぜ有給インターンを始めたのか
大学3年生の1月中旬、エコモットから内定をいただいた際に、人事の方から有給インターンのお誘いを受けました。
参加を決めた理由は、大きく分けて2つあります。
1つ目は、私自身が経営学部出身でITに関する知識がほとんどなかったため、入社までに少しでも業務に必要な知識を身につけたいと思ったから。
2つ目は、社内の方々に自分の顔と名前を覚えてもらい、入社後のコミュニケーションをスムーズにしたかったから。
大学4年生の5月から実際に勤務を開始し、週2日(9:00〜18:00)のシフトで、入社までの約9か月間続けました。
働いてみて感じたこと
インターン時代には、以下のような業務を担当させていただきました。
・単体・結合テスト実施
・単体テスト仕様書作成
・JESTを用いた自動テストコード作成
・取扱説明書作成
その中でも特に印象に残っているのが、「テスト実施」です。
単体・結合テスト実施
インターンを始めて最初に担当した業務がこの「テスト実施」でした。
開発中のアプリに対して、テスト仕様書をもとに操作を行い、期待される結果と実際の動作を照らし合わせて「正常」か「異常」かを確認していく、という流れです。
アプリのことを何も知らない状態からのスタートだったため、内部設計書とテスト仕様書を何度も行き来しながら作業を進めました。
それでもわからない部分は先輩に質問しながら、少しずつ理解を深めていきました。最初は項目数の少ないテストでもかなり時間がかかってしまい、苦戦したのを覚えています。
何度かアプリのテストを経験するうちに、「このアプリは何ができて、どんな価値を提供しているのか」が少しずつ見えてくるようになり、自然と自社製品への理解も深まりました。
入社後に感じたギャップ
未完成でも一度見せてレビューを貰う勇気
これまでの私は、時間をかけて納得いくまで仕上げてから提出するスタイルで仕事をしていました。でも、あるテスト仕様書の作成でそのやり方に限界を感じました。
今回もかなり時間をかけて仕様書を完成させたものの、レビューをもらったところ確認項目の抜けが見つかり、追加修正によりテストの順序まで見直すことに。結果的に大幅な手戻りとなってしまいました。
この経験から、「早い段階でレビューをもらう」ことの大切さを痛感しました。私自身、完璧主義な性格もあり、未完成のものを見せることに抵抗がありましたが、上司や先輩はいつも丁寧にフィードバックをくださり、考え方まで教えてくれます。
だからこそ、未完成でもまずは見せる。そして修正を重ねることで、より良いものをより早く仕上げられると気づきました。
「仕様通り」だけでは足りない。ユーザービリティ視点の重要性
入社前、私は「機能の実装 = 仕様通りに動くこと」だと思っていました。仕様書を読み、コードを書き、動作確認をして、問題なく動けば完成。そんな認識で仕事に取り組んでいました。
ある日、データベースのテーブルにカラムが追加され、それに伴って画面に新しい表示項目を追加することになりました。そこでまず仕様書を読み込み、コードを書いて、動作確認も完了。「よし、これでOKだ」と思ったところ、上司から「これでは使いづらい。ユーザービリティをもっと考慮するべき。」というフィードバックが届きました。
そこで改めて自分の作った画面を見直してみると、表示項目に対する説明がなく、内部仕様を知らないユーザーにとって何の情報なのか、どう操作するべきか分かりづらい設計になっていることに気づきました。
振り返ってみると、インターン時代のテスト業務では「期待通りに動作するか」「不具合がないか」といった技術的な正しさばかりに目を向けていて、ユーザーがどう使うか、どんな体験をするかという視点はほとんど持っていませんでした。
いざユーザービリティを意識して再設計を始めると、今度は「この仕様の説明を画面の中にどう落とし込むか」で悩みました。説明文を入れるべきか、アイコンで補足するか、どの程度解説すればいいんだ?…と、考えることが一気に増え、ユーザー視点で設計する難しさを痛感しました。
どんなに便利な機能でも、ユーザービリティが低ければ使ってもらえません。良い仕様と使いやすさを兼ね備えた機能を目指して、今後はユーザー視点を意識した開発を心がけていきます!
まとめ
ここまで有給インターンでの経験と入社後のギャップについてお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか。
入社後のこの1か月間は、プログラミングの技術以上に、働く上での心構えや考え方について多くを学ぶ期間でした。
まだわからないことだらけで、つまずくこともあると思いますが、「とりあえずやってみる」の精神でいろんなことに挑戦していこうと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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