真顔でIoTバブルを振り返る

アドベントカレンダー5日目です。

「会社に新しい顔ぶれも増えたので、フレッシュな布陣でアドベントカレンダーを書きたいですね!」

などと言いながら、全24本中3本もの投稿割当がある國塚@経営企画部です。
フレッシュな布陣は一体どこへ行ったのでしょうか。

各事業のマーケティングの傍ら、エバンジェリストとして各地のセミナーに登壇するなどしています。

IoTにはもうウンザリ

正直、もうお腹いっぱい。


突然ですがみなさん、毎日毎日IoTだAIだと言われ続けて、いいかげん飽き飽きしていませんか?

私はおそらく、みなさんよりももっと毎日毎日IoTだAIだと言われ続けているので、
正直もうゲンナリです!フレッシュじゃないにもほどがあります。

という極論はさておき、

注目しなければならないのは、国内テクノロジートレンドの中心が驚くべきスピードで、IoTやAIから「その次」にシフトしつつある現状です。

IoTに飽き飽きしている。
というのもあながち間違っていないのかもしれません。

下記のレポートを御覧ください。

みんなが大好きガートナー社の「テクノロジのハイプ・サイクル」2019年版です。

https://www.gartner.com/jp/newsroom/press-releases/pr-20191031

この「日本におけるテクノロジのハイプ・サイクル:2019年」によると、「モノのインターネット(IoT)」や「人工知能(AI)」は過度な期待のピーク期を過ぎ、幻滅期に差し掛かっていると言うではありませんか。

これでは「フレッシュじゃない」と言われてしまうのも、むべなるかな。といったところです。

幻滅されるIoT

あろうことか「幻滅期」ですよ。

弊社なんてIoTでご飯食べてる会社なのに!

まるで、好きな人に面と向かって三行半を
突きつけられたかのような圧倒的パワーワード。

ガートナー ジャパン株式会社は調査会社ですので、
多くの企業へのヒアリングや対話などを通じて得られた知見をもとに、
トレンドとしてレポートしているのは想像に難くありません。

そしてなにより、各地でさまざまな方と意見交換をさせていただく中で、
自身の肌感覚としても日々感じます。そういうバイブスを。

そう、IoTはすでに「幻滅期」なんです。

じゃあIoTはもうダメなの?

みなさん、どうかご安心ください。

「幻滅期」という言葉の響きこそネガティブですが、
決して「もうダメだ・・・」という末期状態ではありません。

「テクノロジのハイプ・サイクル」で言うところの「幻滅期」を、
最大限わかりやすく表現するのであれば

そのテクノロジーの使い所がだんだんわかってきた状態

と言い換えることができます。

IoTというフレームワークだけでは、
すべての課題を解決することは望めないながらも、
特定の領域では既存の仕組みを大きく超える成果がもたらされる。
という、当たり前の認識が定着しつつある時期と言えるのです。

要は、IoTサービスの選択肢も増えたので、使い所や価値を冷静に見極める時期がきてるってことですね。

渦中の当事者として過度な期待のピーク期を語る

思い起こせば、3年ほど前になります。

「猫も杓子もIoT」と揶揄されるほど、
全員がセンサー片手に阿波おどりみたいなお祭り状態が、現実に存在していました。

阿波踊りの写真がちょっと思ってたのと違った

ビジネスシーンでは「IoT推進担当」のような実態不明の肩書や
部署名が驚くほど多かったことを記憶しています。

そうした新設部門に配属された方々も、さぞお悩みが深かったことと思いますが。。

当社にも多くのご相談をいただいたのですが、その多くは
「IoTでなにかやりたいんだけど。。。提案していただけませんか。」
といった、こちらもおおいにリアクションに困るものでした。

時には「お求めの答えは、ご自身(御社)の中にあります。」
とお答えしたこともあるほどで、とてもビジネスのミーティングとは思えない会話でした。

もちろん、そうしたお求めのすべてに対応することは叶いませんでしたが、
私のエバンジェリスト(伝道師)としての道は、
このあたりから始まっている気がしてなりません。

まさに「犬も歩けばIoT」といった様相を呈しており、
各社のソリューションは皆一様にセンサーとの連携価値を喧伝しながら、
それでいて実態は「取らぬ狸のIoT」だったのです。

犬も歩けばIoT•••くだらん

あの頃を振り返ってみると、
業務上の課題解決から、日常生活の利便性向上に至るまで、
あらゆるシーンでほぼすべてのステークホルダーが、
IoTの幻影に自己の願望や期待を際限なく投影していました。

世の中全体が、半ば本気で「IoTがあればなんでもできる」と考えていたのではないかと思うほどです。

IT業界では、様々なシステムやソリューションを有機的に連携して
使うことを指して「オーケストレーション」と表現する場合がありますが、
当時のあの状況はどちらかと言うと狂想曲であり、なんなら指揮者不在のフリーセッションとも言うべきものでした。

IoTの「過度な期待のピーク期」は、
余人の想像を超えて熱狂的かつ滑稽な状況だったのです。

今だから言える。生存のために大切だったこと。

時は流れて令和元年。

幻滅期にさしかかったことで、
ビジネスシーンにおけるIoTへの根拠ない期待や、
目的が判然としないまま経営者の口から放たれる、
形だけのIoT導入指示などは、なるほど一掃された模様です。

弊社発のものも含め(詳細は割愛しますが)、
数多くのIoTソリューションが生まれては消えていきましたが、
時代の徒花とも言えるそれらは、一つの重要な戒めを我々に与えてくれました。

自分たちの提供する価値を明確に言語化できて、
顧客にフォーカスし続けた者だけが生き残った。

という事実です。

みんなが表通りに出て全力阿波おどりを踊っているど真ん中であろうと、
タップダンスやベリーダンスやハワイアンダンスが好きな人たちに向けて、
それを踊ってみせる勇気を持てるかどうかにかかっていたわけですね。

これは別にIoTに限った話ではなく、裏を返せばIoTやAIを包含する
「その次」のテクノロジーが市場を席巻したとしても、
大切なことは変わらないのではないでしょうか。

IoTの「その次」を考える

では2019年の今、3年前の「IoT」のポジションにいる
バブル系テックワードはなんでしょうか。

実態がないという意味じゃなくて、
過度な期待のピークってことですよ。

「DX(デジタル・トランスフォーメーション)」、「ディープラーニング」、
「エッジコンピューティング」、「5G」
なんかは、その筆頭候補と言えますね。

2019年現在において、
これら目新しいマーケティングワードを駆使して煙に巻きながら、
「みなさまのビジネスに素晴らしい可能性がもたらされます!」
と喧伝している人たちが、多くいらっしゃいます。

3年くらい経ったあと、IoTの時と同じような淘汰の波が去った未来に、
どんなプレイヤーがどんなビジネスを展開しているのでしょうか。

個人的にすごく興味があります。

あれ、でも、エコモットも最近そのへんのキーワードを使って、
盛んにマーケティングしてますよね。







特に経営企画部のあの人。

わたしですね。

すべての写真に同じ服で写っているので、
心霊写真かPhotoshopによるコピペのどちらかじゃないかと疑いをかけられますが、違います。

コピペではないうえに、毎日ちゃんと着替えています。
同じ服を何着も持っているだけです。

曲がりなりにもIoTで生き残っている弊社ですが、
「DX(デジタル・トランスフォーメーション)」、「ディープラーニング」、
「エッジコンピューティング」、「5G」
などの新興テクノロジーに対して、
どういうスタンスなのか、ちょっと気になりませんか?

セミナーのお知らせ

ここまでは壮大な前フリだったので、ここからは真剣に読んでください。

経営企画部マーケティンググループは、時折各地で小規模なセミナーを開催しています。

エコモットセミナーポータル(commpass)
https://ecomott.connpass.com/

セミナーと言っても肩肘張ったようなものではなく、
リラックスした雰囲気で、IoTやAI、そしてDXに関する
当社が得た知見や新たな視点についてご紹介する、そんな集まりです。

今日のエントリのような話から、もっとマクロな話題、
各種IoT/AIの事例まで、わりと多岐にわたる内容でお送りしていますので、
お近くで開催の折には、どうぞお立ち寄りください。

アカウントを作っていただいて、下記画像のあたりからメンバー登録が可能です。
新しいセミナー情報が登録されたときにお知らせが届きます。

みなさまとお会いできる日を楽しみにしています!

それではみなさま。ごきげんよう。

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