「答え」が見えない課題にどう立ち向かうか


こんにちは!
SJC共同開発推進室の菊池です。

日々の業務の中で、「答え」が見えない課題に直面したこと、ありませんか?
たとえば、初めて取り組む業務や、答えを一つに絞れない状況などなど。

そして、「答え」が分からないまま、とにかく手を動かした結果、何も成果を出せず、時間だけが過ぎ、一日が終わってしまった、という悩みに直面したことはありませんか?

私自身、こうした状況に陥ることが多々あり、いつも悩まされています。

なぜ、そうなってしまうのか?どうすれば改善できるのか?
この機会に一度、自分の行動を振り返り、改善点を考えてみたいと思います。

いつもの自分はこう立ち向かっている

1~3年目までは、システムの機能追加やバグ修正など、何をするべきか明確で、「答え」が見えないという状況はそこまで多くはありませんでした。
しかし、4、5年目になると、「要件定義書作成」、「RFP作成」、「提案資料作成」などといった未経験でかつ、見る人によって複数の「答え」がありそうな業務が増え、自分の中で「答え」が見えない業務が増えてきました。

このような「答え」が見えない課題に直面すると、私はいつも焦ってとにかく調べてしまいます
当然、納期もあるため、「とにかく何か手を動かさなければ!」という焦りから、闇雲にググったりAIに頼ったりしてしまいます。
しかし、調べているうちに「何が正解なんだろう?」「どこまでやればいいんだろう?」「今、何をすべきなのかわからない」という状態に陥ってしまいます。

ようするに、「目的」を見失ってしまうのです。

最終的には、何時間もかけて調べても情報がまとまらず、何も解決しないまま時間だけが浪費され、成果を出せないというお決まりのパターンに陥ります。

なぜ、「目的」を見失うのか? 自分なりの改善策を考えてみる

上司や先輩などはよく、「こういうものは経験を積めば解決する」と慰めのアドバイスをくれます。

確かにそうなのかもしれません。経験がものを言うこともあるとは思います。

ですが、仕事を続けていく中で、未経験の業務など「答え」の見えない課題は必ず目の前に現れます
毎回、「経験がないから仕方ない」と言って、いつもと同じ方法でとにかく手を動かすというやり方だと、毎回同じ悩みに直面してしまいます。

そこで、私は「答え」が見えない課題に直面した際に、「目的」を見失わないために自分の頭の中を整理が重要だと感じています。
自身の行動を改めて振り返り、具体的な改善策を考えてみました。

1. 「わかっていること」「わからないこと」を書き出す

何よりもまず、「答え」が見えていない課題に対して、ただ手を動かすだけでは目的を見失いがちです。作業に取り掛かる前に、頭の中の情報を整理しましょう。私にとって有効なのは、今時点で「わかっていること」と、頭の中でぼんやりしている「わからないこと」を主語と述語を使って具体的に書き出すことです。

「わからないこと」はなかなか書き出せなくても、「わかっていること」をしっかり書き出すことで、逆に「わからないこと」が明確になることがあります。
また、頭では理解しているつもりでも、いざ書き出すと言葉に詰まることも。

そういった時は、後になって「何を調べていたんだっけ?」と混乱しやすいため、きちんと書き出すことが大切と思います。

2. 書き出したものを細分化する

おおまかな「目的」が見えても、それを達成するまでの道のりが遠いと感じることもあります。

そこで、まずは課題を細分化することが必要と考えます。

例えば「わからない」課題に対して、「この課題がわからないのは、これが原因で、その原因は…」といった形で、常に問い続け、自分なりの解決策が見つかるまで深く考え続けることが重要と考えます。

このように細分化された課題一つひとつに具体的な「目的」が生まれ、闇雲な情報収集や深掘りを防ぎ、効率的に課題解決への道筋を立てられるようになると考えます。

3. 「目的」へのアプローチ方法を考える

細分化された「目的」に対し、何を調べれば良いのか、どこを見れば解決できるのかなど、具体的なアプローチ方法を考えます

ここでも焦ってすぐに手を動かすのではなく、「この情報源を見れば解決しそうだ」「これは他の人に聞いた方が早い」といった判断が重要になると思います。

自分にとってどの手法が最も最適かをまず考えることが、効率的な課題解決に繋がると考えます。

まとめ

まず、「わかっていること」と「わからないこと」を書き出して頭を整理し、それを細分化して小さな「目的」を設定し、その目的達成のために最適な「アプローチ方法」を立てることが、「答え」が見えない課題の解決への鍵となると考えます。

また、当然、わからないことがあれば、他の人に聞くことも大切だと思います。
しかし、何も整理されていない状態で聞くよりも、自分の中で「何を尋ねるべきか」が明確になっている方が、相手も的確なアドバイスを与えやすくなり、結果としてより早く解決に繋がるはずです。

そうした行動が、さらに「答え」の見えない課題を解決に導くのだと考えます。

最後に

今回、自身の行動を振り返ることの重要性を改めて感じました。
定期的に自身を振り返り、反省点を洗い出し、改善していくことは、自身の成長に繋がるはずです。
今後も様々な観点から自分を振り返ってみようと思います。

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