こんにちは!
クラウドソリューション開発部の石崎です。
FirefoxというWebブラウザを使ったことはありますか?
Firefoxの特徴は軽量で高速!プライバシー重視!カスタマイズ性が高い!ということがよく言われますが、これらは他のブラウザにも当てはまったり他のブラウザのほうが優れている場合が多いので、これらの特徴だけではFirefoxを使ってみようとは思わないかもしれません。
そこで今回はFirefoxにしか無い特徴や機能(拡張機能も含む)をご紹介します。これを読んで少しでもFirefoxに興味を持っていただけたら幸いです。
Simple Tab Groupsでタブをグループ管理
仕事でブラウザを使っていると数十個のタブを同時に開くことがあるかもしれません。邪魔に感じても閉じた後にまた開く時間がもったいないですからね。そんな時はSimple Tab Groups拡張機能(以下、STG)でタブをグループ管理することをお勧めします。STGには以下のような特徴があります。
- ポップアップメニューからグループ選択できるので、多くのブラウザの標準機能にあるタブグループのようにタブバーを圧迫しない。
- STGのグループ切り替えはタブの表示/非表示を切り替えるような挙動なので、入力中のテキストやスクロール位置も保持され、切り替えも速い。
- Gmailなど常に開いておきたいタブはピン留めしておけばどのグループでも使える。
Chromeにもタブグループ関連の拡張機能はありますが、それらはグループ切り替え時にページの再読み込みが発生するので切り替え前の状態が保持されません。Vivaldiのワークスペース機能はSTGに似ていますが、ピン留めしたタブも他のタブと一緒に切り替わってしまうので、どのグループでも使いたいサイトがある場合はSTGが最適だと思います。
コンテナータブで複数のアカウントを同時に使う
Webシステム開発をする場合、権限が異なるアカウントでそれぞれの動作テストをすることがあると思います。
同じサイトで複数のアカウントを同時に使いたい場合、シークレットウィンドウで開く、別のブラウザで開くなどの方法を使うと思いますが、Firefoxにはコンテナータブという機能があり、これを使えば一つのウィンドウで複数のアカウントを使い分けられます。
初期設定では「仕事」や「ショッピング」などのコンテナーが設定されていますが、私の場合はそのように用途を限定せず、必要に応じてアカウント2~7の順にコンテナータブに切り替えています。
「本番環境」コンテナーはそれとは別の用途で使っており、Firefox Multi-Account Containersという拡張機能を入れることで事前に登録したサイトを開いたときに自動的に特定のコンテナーで開くようにできます。
これを利用して本番環境のサイトを開いた時は目立つように「本番環境」と赤文字が出るようにしておけば、開発環境と間違えて本番環境を操作をしてしまうという事故を防ぐことができます。
安全なFirefoxの「おすすめ」拡張機能
ブラウザ拡張機能は便利なものがたくさんありますが、マルウェアが心配ですよね?Chromeウェブストアの拡張機能は悪意のある拡張機能が混入しないように自動で検査されていますが、やはり自動なので検査漏れがあり、多くの人が使っていた拡張機能にマルウェアが混入されていたというニュースを度々見ます。
Firefoxの拡張機能もそれは同様ですが、「おすすめ」バッジ付きの拡張機能に限ればChromeの拡張機能より安全性が高いと言えます。これらの拡張機能は全てFirefoxチームの人が手作業で検査しています。
※最近、Firefoxの拡張機能で仮想通貨が盗まれるというニュースがありましたが、対象の拡張機能には「おすすめ」バッジが付いていなかったようです。
最後に
Firefoxのシェアは現在5%台まで落ちており、Firefoxをサポート対象外とするサイトが出始めるなどマイナーブラウザ扱いされていますが、今回紹介したように他のブラウザには無い機能がありますので、興味を持っていただけたら一度Firefoxを使ってみてください!
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