デバイスソフトウエア開発部の板谷です。
業務の一環でGoogle Vidsで動画作成をしたとき「テンプレートっぽい機能があったらいいな」と試行錯誤したので、その備忘録と見つけた方法を共有します。
Google Vidsとは
Google Vidsは、Googleが開発したAI搭載の動画作成アプリです。
Geminiを使って動画作成したりナレーション作成ができるとのことですが、
2025年6月現在日本語は未対応でした。残念。
その他の特徴として、Googleスライドに似た直感的なインターフェースで手軽に動画を編集できるという点があります。
この点に惹かれ、試しに使ってみることにしました。
こちらがGoogle Vidsの画面です。
Googleスライドを普段から使っている人にとってはかなり見慣れたインターフェースです。
動画を構成する「シーン」に素材の動画をドラッグ&ドロップすると、シーンにオブジェクトとして動画が追加されました。
Googleスライドのテンプレートっぽいことがしたい
動画の統一感を出すために、シーンが変わる時に画面の決まった位置に見出しを表示することにしました。
Googleスライドにはスライド内のデザインを統一できるテンプレート機能があり、Google Vidsにも同じような機能を期待したのですがどうやら無いようです。
スタイルという機能はあるのですが、「画面の決まった位置」という部分が実現できませんでした。
Googleスライドも併用したらできそう
GoogleVisにはGoogleスライドをインポートすることができるため、Googleスライドも併用することで実現しました。
まず、Googleスライドで見出し用の図形を作成し、表示させたい位置を決めます。
色やフォントも設定しましょう。
作成したスライドを選択し、Ctrl+Cでコピーします
GoogleVidsのシーンを選択し、Ctrl+VでペーストするとGoogleスライドの内容がインポートされます。
図形の位置や設定もそのままです。
Googleスライドからインポートしたシーンに素材の動画をドラッグ&ドロップし、表示位置を調整しました。
吹き出しと強調用の赤い四角の位置もずれていたので修正します。
ここからはGoogle Vidsで作業します。
GoogleVidsで見出しの内容を修正、アニメーションや表示させる秒数も設定していきます。
素材の動画が1本の場合は「プレイヘッドでシーンを分割」で動画を複数のシーンに分割することができます。
シーンの複製やシーンの内のオブジェクトのコピペも活用すれば、アニメーションや表示秒の設定も省略することができます。
完成した動画
GoogleスライドとGoogleVidsを併用して作成した動画がこちらです。
見出しや図形の位置が固定され、統一感を出すことができました。
大体30分くらいで完成しました。
終わりに
Google Vidsはリリースされて間もないこともあり、機能面は物足りないなと感じました。
AI関連の機能を使ってみたかった。
しかし、Googleスライドを使ったことがある身としては学習コストが大変低かったです。
Googleスライドを日頃から使っている方にはとてもおすすめです。
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