こんにちは。CST企画部の都鳥です。
立春を過ぎ少しずつ春が近づいてきておりますが、こちら北海道は白銀の世界に包まれており、とてもきれいな雪景色が広がっております。
最近のMyトレンドはスノーシューです。誰も踏み入れてないどこまでも広がる雪原を歩くのは最高です。
まだまだ雪を楽しめる北海道ですが、春より一足早く新製品「Gフェイス」が登場しました。今回はその製品の成り立ちを含めてご紹介したいと思います。
Gフェイスは多種多様な情報を一括して表示するシステムです。
屋内外用のサイネージシステムとして、監視カメラ表示システムとして、現場や工場などに設置されているセンサー数値の一括表示として、さらにそれらを合わせた表示システムとして、マルチに使用できるのが最大の特長です!
さらに、メインのシステムはクラウド上に実装されているため、表示内容を遠隔で容易に変更可能です。オンラインベースであるため、新機能のアップデートは随時行われます。
そんなオンラインマルチサイネージシステム「Gフェイス」について、さらに詳しく説明していきたいと思います。このブログでは、Gフェイスの成り立ちや開発秘話をお届けしたいと思います!
開発のきっかけ
Gフェイスの開発のきっかけは、とあるユーザーさんの声でした。
多くの現場ロイドのセンサーカメラがあるのに、なぜそれをアウトプットできる製品はないの?
という内容でした。
そして今までもサイネージの要望もあったこともあり開発に着手しました。
それでは、具体的な内容について見ていきましょう!
ここがイイよGフェイス!
とにかく使いやすく、美しいこと
せっかく開発するのであれば、取説がなくても扱える製品にしよう、そしてサイネージ(看板)である以上「見やすく」「美しい」製品を作り上げよう!というコンセプトで進めました。
見え方や操作性のところは幾度となく修正を繰り返してもらいました。特にフロントエンド担当には苦労をかけてしまいましたが、結果プロジェクト関係者全員が納得いく素晴らしい製品が完成したと思います(手前味噌ですが…)。
サイネージは複数の情報を同時に表示ができます。例えば、監視カメラを表示させながら、風速計と雨量計の値を表示させたい場合も、以下の画面のように簡単にできてしまいます。
また、その表示のレイアウトも自由自在に分割できます!
ただし、自分でレイアウトを考え、設定するのが面倒な方もいると思います。そんなあなたには、あらかじめ用意したテンプレがありますのでご安心を!
IoTセンサーの警戒度によって、表示色が変更します。警戒度が上がると黄 ⇒ 橙 ⇒ 赤と変化していき、とても分かり易い表示となります。
そしてここもこだわりポイントのシーン切り替え機能の画面デザインです。
サイネージの表示画面がガラッと入れ替わる機能があります。その際、一瞬挿入するカットのデザインもこだわっています。表示は1、2秒ではあるのですが、細かいところにも気を配っています。
現場ロイド製品とシームレスな連携ができること
現場ロイドの各種計測機器は全部で11項目(温度、湿度、風向、風速、騒音、振動、水位、傾斜、粉塵、雨量、WBGT)あります、それらの値をシームレスにGフェイスに連携し画面表示することが可能です。
また各センサーの警戒値を4段階で設定することができます。
GPU搭載の高性能STBを用意しています
LAN、Wi-Fi、LTEを搭載したGフェイス専用のセットトップボックス(以下STB)を用意しています。
このSTBはクラウドと連携し、設定されたサイネージ画面を瞬時に表示してくれます。
端末側の設定は不要で、商品到着後HDMI端子を接続するだけでサイネージ表示が行えます。また、端末盗難対策として端末遠隔ロック機能なども搭載されています。
こちらのSTBはマルチコア搭載のCPUだけでなくGPUも搭載されているため、監視カメラ映像やYouTube映像などといったとても重い処理であるストリーミング映像を、複数表示させることも容易にできてしまう高性能なSTBとなっています。
こちらの機能は必要不可欠な機能でしたがハードルが高く、供給メーカー及びストリーミング処理担当のエンジニアの頑張りでなんとか実装できました。
今後コンテンツがどんどん追加予定!
現時点で7つコンテンツ(Webサイト、IoTセンサーデータ、カメラ、静止画、PDF、YouTube、動画)をリリース済みですが、今後もコンテンツを充実させていく予定です。
当初からお使いのお客様は、これからもコンテンツが増えていきますので、用途に応じて活用していただければ、と考えております。
こんなお客様におすすめです!
現場事務所にて工事現場を監視したい場合
現場と現場事務所は比較的離れている位置にある場合が多いかと思います。そんなときは、Gフェイスの出番です!
現場の様子を見に行かなくても、写真のように現場の監視カメラの映像を見ながら、現場に設置した風速計や雨量計の各種センサーからの情報も閲覧可能なため一目瞭然です。
その監視カメラは、今月リリースされた「Gステイト」とも容易に連携可能な設計としています。
屋外仮設置でのサイネージ使用したい場合
屋外の仮設工事現場での設置も考えて設計しているため、音楽フェスやお祭りなど屋外イベントへの使用も可能となっています。
最後に
リリースして約2か月ほどたちましたが、お陰様で多くのお問い合わせをいただきまして嬉しいかぎりでございます。
そして今月リリースしましたDXクラウドカメラ「Gステイト」とも相性がとてもよい製品となっています!
コンテンツのアップデートも随時行なっていきたいと思いますので、引き続きGフェイスをよろしくお願いします!!
「こんな現場で使えないか…?」「ちょっと試してみたいな」などなど、少しでもご興味を持たれたお客様は、お気軽にお問い合わせください。