【GR】電池で動く傾斜センサー!前編

こんにちは。エコモットメルマガ編集部 高西です。

実はエコモットでは、土木建設向け事業「現場ロイド」のお客様に、
月二回の頻度でメールマガジンを発行しているんです。

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今回から、メルマガの中で読み物として面白いものをブログ記事としてピックアップする、
「製品ピックアップ」のコーナーを開始します!

第一弾は電池で動く傾斜センサー、「ぐらロイド」の紹介です。

配信当時の臨場感を残すため、まえがきの季節感が
ズレていますが、そこはご容赦ください!


こんにちは。エコモットの千葉です。

12月も中盤ですね。エコモットではクリスマスにちなんで、
ブログでアドベントカレンダー企画をはじめました!

毎日日替わりで、エコモットの社員や役員が
各自テーマを決めてブログを更新するという年に一度のイベントです。

内容は技術的なことから個人の趣味まで多岐にわたり、
まとまりがないと言ってしまえばそれまでですが、
とてもバラエティに富んでいます笑

このアドベントカレンダーは、普段記事を投稿しない人たちも書くというのが一つの特長です。
エコモットという会社を少しでも身近に感じていただければ幸いです。

下記URLより閲覧できますので、是非ご覧になって下さい!

エコモット アドベントカレンダー2018 記事一覧

おはようございます!
「冬は絶対に転ばないキャンペーン」実践中の高西です。

すべって転ぶ。
痛みよりも恥ずかしさが勝るアレです。

その昔登校中、凍結した路面で盛大にコケまして。
通行人や同学生徒から大笑いされた過去があります。

悔しかったのが、笑われたポイント。

学生時代、柔道に勤しんでいた私は、
宙に浮いた身体が地面に叩きつけられた瞬間、
両手で完ぺきな受け身をとりました。
そして何事もなかったかのように立ち去ったのです。

目撃した友人曰く、
その姿が実にシュールで滑稽であったと。

性格の悪い外野もいたもんです。

以来、私は冬路の歩き方を考えるようになりました。
そしてある方法を発見をしたのです。

それは「つま先から地に着く」ということ。

これを実践すると転びにくいのです。
冬の北海道を訪れた際は、ぜひ皆さまもやってみてください。

さて、話が脱線しました。
今回は新製品のお披露目です!

NETIS番号 KK-150018-A
【モバイル通信化ステーション Tbox】の仲間入りを果たした、
「広域エリア傾斜検知システム ぐらロイド」!!

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「ぐらロイド」とは

グラグラ(傾斜)を検知・計測する。
だから「ぐらロイド」です。

シンプルで気に入っていますが、
皆さまはいかがでしょうか?

見た目はこんな外観です。

左が子機で、右が親機。子機と親機はワイヤレスで通信します。

子機が対象物の傾きを検知し、データを無線送信。
そのデータをクラウドサーバに親機が送る、という仕組みです。

以下はぐらロイドのソリューションイメージ。

1台の親機に子機は50台まで紐づけ可能。
親機はソーラー電源、子機は乾電池で駆動する
完全ワイヤレスな製品です。

1kmの大台を突破!驚異の無線距離!!
無線の飛距離はかなり遠くまで飛びます。
Tboxシリーズの無線距離は最大100mでした。

しかし、ぐらロイドの無線は数百mから、
見通しさえ良ければ1km以上届くことも。

言葉だけでは信憑性がちょっとね。。。
本当にそこまで飛ぶのか。。。?

という疑問はごもっとも。
ならば実際に試してみましょう!

まず外に出て親機を設置します。。。

ガムテープでペタっと。
試験なので、機器はむき出しのままでやっちゃいましょう。

次に、子機を手に持ち親機からひたすら離れます

1kmほど離れました。
もう親機は見えませんね。

さあ試験開始です!
はたしてこの状態でデータは飛んでくるのか。。。!!

結果!

きました!!
ちゃんと飛んできています。

その後も試験を続け、最大3.5km離れた状態でも
データが届いたことを確認できました。

ただ無線の飛距離は、親機⇔子機の見通しの良し悪しがすべて。
これに左右されることを忘れてはいけません。

環境によっては思ったより飛ばないことだって
ありますから過信は禁物なのです。

とはいえ、工事現場でご利用いただくには
十分な飛距離でしょう。

ゼロ点調整が超簡単!!

対象物がどの程度傾いたのか。
このために検知・計測するわけですが、それには
「今の角度をゼロとして」という前提が必要です。

ぐらロイドはその設定、いわゆるゼロ点調整を
子機本体で行えるようにしています。

以下は子機。

底面のボタンをアップで見てみましょう。

この赤いボタンです。

まずは子機を対象物に取り付け、しっかりと固定してください。
つぎにボタンを1秒間、長押しします。
ランプが点灯したらゼロ点調整完了です。

どうです?とても簡単ですよね。

水準器で水平を取る必要がなく、
手袋をしたままでも操作ができる。

この簡単さがぐらロイドの長所の一つであり、
煩わしさを極限まで排除したユニークなデザインなのです。

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データ計測と瞬時警報を両立!

「計測データが警戒レベルを超えたら警報が出る」
いまどき珍しくはありませんね。

しかし「警報を出すタイミング」。
ここにぐらロイドが他製品と異なる特徴があります。

上図のように、
平時は傾斜角度を自動計測しつつ、
有事には瞬時に警報出力がなされます。

この瞬時にというのがミソなんです。

既存製品の多くが、計測の時間間隔ごとでしか
警報が出せない、ということを皆さまはご存知ですか?

10分毎なら10分後、1時間毎なら1時間後というように、
たとえ警戒レベルを超えていたとしても、
データが送信されるその時間まで、警報出力はされないのです。

しかしぐらロイドは、計測しながらにして、
警戒レべルを超えたその瞬間に警報出力がなされます。

「異常が起きたその瞬間こそ、すぐに知る必要がある」
「それでいて計測・記録もしっかり行いたい」

そんなご要望にもしっかりお応えできる製品です。

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利用シーン

たとえばこんな活用方法はいかがでしょうか。

矢板の傾斜管理

山留や締め切り工では、一定の荷重・軸力が側圧として
掛かってくるため、崩壊しないよう常に注意を払う必要があります。

土砂崩れや土石流の予兆検知

本製品の計測精度は以下の通りです。

・瞬時警報時の最小単位が1°
・計測時の最小単位が0.1°

このため、雨上がり後に動きが多い地表面変位など、
何かが起こる前の微少な動きを検知するのにも適しています。

このように傾斜計測で可能な現場の管理や
安全対策はさまざまです。

ぜひとも工事で活用できるシーンを
皆さまに思い巡らせていただけたなら
大変嬉しくおもいます。

後編に続く

【製品ピックアップ】電池で動く傾斜センサー!後編

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