AI

議事録をアップデートするために「社内文字起こしサービス(仮)」をサクっと立てた話

会議のムダを価値化する全録文字起こしシステムの導入

データアナリティクス部の庄内です。
皆さん、会議中の議事録作成に苦労したことはありませんか?特に、会議中の脱線やブレインストーミングなど会話の展開が想定できない場合、修正しながらでは重要な情報を見逃してしまうことがありますよね?とは言え、途中で「今のはこういうことですか?」なんて野暮な質問したらせっかくの盛り上がりに水を差しかねません。

会議のムダの問題点

従来、会議前にアジェンダと同時に議事録を作成しておいて、会議中に修正する程度で、会議直後に回覧するのが基本でした。アジェンダのフロー以外はムダ話しとして極力排除の方向が良しとされていたと思います。しかし、このやり方では会議中に想起された価値ある脱線やアイデアをうまく拾えないことが多いんです。(鮮度が重要なので、後では思い起こせない場合もあります) 例えば、ブレインストーミングの最中に出た新しいアイデアが、その場では議事録に反映されず、後から思い出して追加するとか闇に葬られるとか・・・何かともったいない! 続きを読む

XcodeでCopilotを使ってみた話

こんにちは!クラウドソリューション開発部の今野です。

VSCodeでCopilotを使う話、よく出てくると思います。

痒いところに手が届く。Copilotはもはや自分の手足となっている方も多いのではないでしょうか。

「これをXcodeでも使えたら…」

そんなもやもやを晴らし、そしてXcodeでより効率的な開発を行えるツールがあったのです。

 

その名も「Copilot for Xcode」です。

 

最近、私自身Copilot for Xcodeを使う機会があったため、紹介させていただきます。

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Amazon CodeWhispererを使ってみた

お疲れ様です!
SJC共同開発推進室の境田です。
今回はAmazonが開発したAI搭載のコーディングサポートツールである、Amazon CodeWhispererをVSCodeで使ってみたのでご紹介します。

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【北海道IoTビジネス共創ラボ】5/28 AIの未来を切り拓く勉強会開催!

こんにちは!エコモットでIoT・AI・DXコンサルティング営業をしている本間です。

今回、エコモット株式会社が幹事企業を務める「北海道IoTビジネス共創ラボ」ではITの最前線を走る専門家たちが、最新のAI動向と将来の産業応用について解説する勉強会を企画しました!

AIの驚異的な進化により、産業のあり方が大きく変わろうとしています。

「どうやってAIをビジネスに統合すれば良いのか?」という疑問を抱えている方も多いと思います。
そして、その答えは、最新のAI動向を理解し、それを自社に応用することにあると当社は考えます。

この勉強会は、AI技術の最新動向と将来の可能性を、第一線で活躍する専門家たちから学べる絶好の機会です。


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水深データ(三次元点群)の高品質化の研究が論文になりました。

こんにちは、データアナリティクス部の入澤です。
普段は、AIモデルの開発や最先端技術の動向調査に携わっています。

以前、エコモットでは、海底地形図の作成の加速化を目標としたDeSET(海底探査技術開発プロジェクト)に参加していました。

エコモットを含む開発チームが提案した技術開発テーマが、海底探査技術開発プロジェクト(DeSET Project)の公募事業に採択されました!

個人的に、”音響装置で計測された疎な水深データから高密度な水深データを生成する”というテーマで、細々と研究を続けていました。
今回、その内容の論文が掲載されましたので、簡単に、キーポイントを紹介します!
High-Resolution Bathymetry by Deep-Learning Based Point Cloud Upsampling

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生成AIを最大限活用する!OpenAI公式が推奨する6つのコツ

こんにちは!エコモットでIoT・AI・DXコンサル営業をしている本間です。

ChatGPTなどの生成AIを使っても、なかなか思ったような結果が得られず困っていませんか?

OpenAIが公開している公式ガイドから、わたしがいつも意識している、より良い結果を得るための6つの重要なコツを紹介します。

このガイドを参考にすれば、ChatGPTなどの生成AIを上手に活用できるでしょう。

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未来を切り開くマルチモーダルAI:GPT-4VとVideo-LLaVAによる動画解析

データアナリティクス部の入澤です。
2022年以来、ChatGPTをはじめとするいわゆる「生成AI」の話題が世間を驚かせています。先月(2月)15日には、OpenAIから動画生成AI(テキストから動画を生成する)「Sora」が登場し、その衝撃的な生成能力には恐怖すら感じます。

ところで、皆さんは有料版ChatGPTを利用していますか。

ご存じの通り、有料版ChatGPTは高い文章生成能力を持っていますが、さらに画像も入力・生成することが可能です。画像とテキストのように異なるデータを扱えるモデルをマルチモーダルAIと呼び、現在多くの注目を集めています。

そこで今回は、動画とテキストを扱えるマルチモーダルAIを使い、簡単な動画認識をしてみようと思います!

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固体粒子や液滴を含む工業用画像セグメンテーションと分析のための AI モデルの適用

はじめに

画像処理は、化学、製薬、食品産業などのさまざまなプロセスを理解するために適用できる強力なツールです。画像分析は、多相システムで発生するプロセスの場合によく使用されます。 多相システムは、分散相と連続相の少なくとも 2 つの相で構成されます。 分散相は通常、連続相中に懸濁した液滴または粒子 (固相) の形で存在します。 一方、連続相は液体または気体である可能性があります。 このような多相系には、例えば、エマルジョン(別の液体中の液体の液滴)、サスペンション(液体中の固体粒子)、エアロゾル(気体中の液滴または固体粒子)などが含まれます。多相系で起こるプロセスの例としては、結晶化 (溶液からの結晶の形での化合物の沈殿)、触媒反応 (触媒が固体粒子上に配置された場合)、エマルションの作成 (2つの相互に不溶な液体)またはでんぷんの糊化などがあります。  画像解析により、多相システムの構造をより深く理解できるようになり、プロセスの最適化や強化だけでなく、プロセスのより適切な制御も可能になります。画像解析の一般的な目的は、分散相の液滴または粒子のサイズ分布を見つけることです。 それにもかかわらず、分散相の形態学的特徴 (粒子の形状など) を決定することも重要です。 物体検出用の人工知能モデルの最近の急速な開発により、検出された物体の画像を構成するピクセルを非常に正確に分離できるようになりました (画像セグメンテーション)。 これらの孤立したピクセルは、オブジェクトの形状を表すマスクを形成します。 このオブジェクトが単なる分散相 の粒子(または液滴) である場合、マスクはこの粒子のサイズと形状に関する情報を提供します。 したがって、AIモデルは産業用画像解析に有用と考えられます。 さらに、これらのモデルの使用は簡単に自動化でき、分析時間が短縮されることが期待されます。この導入の最後に、このタイプの写真は通常、似ている形状と外観を持つ同様のオブジェクトで構成されていることを言及する価値があります。 ただし、画像にはかなりの数のそれらが含まれている可能性があります。

このブログでは、データアナリティクス部フバチ・ロベルトが、固体粒子または水滴を含む画像の分析に関する文献の短いレビューを紹介します。 さらに、でんぷん顆粒写真の分析について説明します。

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Chat GPTのAIを使ってGoogle Chatを連携させてみた!

はじめまして、クラウドソリューション開発部 新卒1年目の寺谷です。

最近、AI技術が急速に進化し、私たちでも簡単に利用することができるようになりました!

その中でも私が注目しているのは、情報を入力するだけで画像を生成する「Novel AI」と、質問に答えてくれる「Chat GPT」などのAI技術です。

「Novel AI」は、与えられた文章やキーワードに基づいて、小説やイラストを自動生成する能力を持っています。これにより、アイデアの視覚化やデザインの支援、仮想世界の構築など、さまざまな分野で活用できそうですね。

一方、「Chat GPT」は、自然言語処理技術を駆使して、ユーザーの質問や要望に対して自然な会話形式で応答することができます。これにより、様々な情報や知識をわかりやすく伝えることが可能になり、教育や情報検索などの分野で重宝されています。

私自身も、仕事の際に分からない点があれば、Chat GPTをよく活用しています。拡張機能を利用すれば、最近の出来事についても知ることが出来るためとても重宝してます!!

そして今回は、タイトルにもある通りChat GPTのAIとGoogle Chatを連携させてChat Botを作ってみました。

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INTRODUCTION TO PHYSICS-INFORMED NEURAL NETWORKS

はじめましてフバチと申します。私は、もともと化学エンジニアで、日本に来る前は、ワルシャワ工科大学(ポーランド)で20年ほど働いていました。私は2021年5月からエコモットのデータアナリティクス部に勤務しています。エコモットで働くことで、異常検知、点群超解像、画像ノイズ除去といった問題に対するAI手法の応用について、新たな経験を積むことが出来ました。これらの問題はすべて、私にとって非常に興味深いものでした。また、私自身、化学工学の課題にAIツールを導入することにも興味があり、最近、物理情報に基づくニューラルネットワーク(PINN)について調べています。
このブログでは、私が調査したPINNについて、簡単な実験を交えて紹介したいと思います。データ分析やAI活用に興味がある方から反応を頂ければ嬉しく思います。

PINNは、物質、エネルギー、流体などの輸送現象のシミュレーションを可能にします。このようなシミュレーションは、化学反応におけるプロセス理解には欠かせません。
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