IoTソリューション本部 営業企画グループの金子です。
2022年4月12日にテレワーク環境整備についての記事を投稿して早1,269日経過しました。
前回投稿した時にはソリューション推進課所属ということで開発部門に所属しておりましたが、この約3年半の間に
開発部門
↓
人事総務部
↓
営業企画
と部署をたらいまわし異動して現在に至っております。
今、私が身を置いているIoTソリューション本部 営業企画グループ(長い)は所謂営業部門で、弊社の代表ソリューションである“ゆりもっと”の営業、資本業務提携を結んでいるKDDI株式会社様や積水樹脂株式会社様と相対している営業、エンド直の営業などが所属しております。
その中で私は企画寄りの業務をメインで担当しており、新プロダクト開発(まだ道半ば)、新事業の立ち上げ(まだ道半ば)、Web戦略(まだ道半ば)などに携わっております。
今後は、自社のサービスや実績のご紹介を中心とした“エコモットがやっていること”をお伝えしていこうと思っております。
定期的に投稿してまいりますので、お楽しみに!
温湿度管理をもっとスマートに ― 「おんどロイド」とは
エコモットは、各種センサーで取得したデータをクラウドに収集・可視化するソリューションを数多く提供してきました。その代表的なプロダクトのひとつがエコモットの子会社 株式会社GRIFFYが提供する温湿度管理IoTシステム「おんどロイド」です。
「おんどロイド」は小型センサーが計測した温度・湿度データを無線で自動収集し、クラウドサーバーへ送信。パソコンやスマートフォンから、離れた場所でも計測したデータを確認できます。
つまり、現場にいなくても「今この瞬間の温湿度」を把握できる、それが「おんどロイド」の大きな価値です。
建設業界だけじゃない!多様な業種で活用できる「おんどロイド」
「おんどロイド」はもともとコンクリート養生温度管理という土木・建築分野でのニーズに応えるシステムとして提供してきました。
しかし実際には、温湿度の管理が必要な現場はあらゆる業界に存在します。
倉庫・物流業界
- 冷蔵倉庫内での原材料・製品の品質保持
- 出荷前の一時保管スペースの環境モニタリング
- 空調故障や扉の閉め忘れによる温度上昇を早期に検知
小売・飲食業界
- カフェやレストランのショーケース内温度を自動監視
- HACCP対応の食品保存環境データをクラウドに記録
- 店舗ごとに環境情報を一元管理し、異常時はメール通知
オフィス・労働環境
- 空調トラブルによる室温低下・上昇を早期発見
- 従業員の健康や労働環境の快適性を確保
- データを根拠に空調の省エネ制御も可能
農業・畜産業
- ビニールハウス内の温度変化をリモート監視し、自動的に換気制御へ連動
- 養殖池や水槽の水温モニタリングで魚介類の健康維持
- 畜舎内の温湿度を安定管理して家畜ストレスを軽減
医療・製薬分野
- 医薬品・ワクチンの保管庫における厳格な温湿度管理
- 冷蔵設備の異常時にアラートを受け取り、品質リスクを最小化
このように、「おんどロイド」の可能性は建設業界にとどまりません。温湿度が品質・安全・効率に直結するあらゆる業界で有効活用が可能です。
異常を見逃さない仕組み ― 通知と外部システム連携機能
「おんどロイド」はただ温湿度を見える化するだけではありません。
計測した温湿度が設定値を超えた場合はメール通知で即座にお知らせいたします。また外部システム連携機能もあるので、現地システムに異常を通視して、例えば自動で空調設備といった制御も可能です。
「常に画面を監視しなくても安心」できる仕組みが整っているので、“必要なときに、必要なことだけを知る”ことができるのサービスになっています。
導入のメリット
「おんどロイド」の導入メリットはたくさんあります!
計測データがクラウドに集約されているので遠隔での温度管理が可能となるため、現地に行く手間や点検する手間、多拠点管理運用コストの削減といった省人化・効率化、異常検知や逸脱検知によるリスク回避・品質保持、計測データの多様な形式でのエクスポートによるレポーティング作業の簡易化など様々です。
また温度管理を台帳等で管理している場合、必要な時に情報を見つける手間がどうしても発生してしまいますが、「おんどロイド」は日時で検索可能ですので手間もありません。また、データはクラウドに集約されているため、オフィスや倉庫に物理的な保管場所が不要なのもメリットの一つといえるでしょう。
このようにIoTによる温湿度管理は「見える化」だけでなく、経営・現場双方に直接的なメリットをもたらします!
おわりに ― 温湿度管理の新しい当たり前へ
「おんどロイド」は、これまで建設現場で培った信頼性と実績をもとに、今やあらゆる業界へと活用の場を広げています。温湿度のクラウド管理は、まさに“未来の常識”といえるでしょう!
詳細はおんどロイド製品ページをご覧いただくか、お気軽にお問い合わせください!
次回は、特に厳格な温度管理と記録が求められるHACCPへの具体的な活用事例をご紹介させて頂こうと思います。お楽しみに!