【GR】さらなる進化。傾斜センサー「ぐらロイド」

こんにちは。エコモット関西営業所の松平です。

各地域で緊急事態宣言が解除されはしましたが、
世間では未だ新型コロナウィルスの話題一色ですね。

やはりまだ自粛して、お家で過ごす方が多数なのではないでしょうか。
おうちで暮らす時間、皆さまはどうお過ごしですか?

各企業で増えてきたテレワーク以外にも、
プライベートでは勉強、料理、読書やゲームなど様々な過ごし方をされているかと思います。

松平はといいますと、
完全な私事ですが先月子供が生まれたことで、
子育て一色の状態なのです。

テレビで再放送されていたドラマ「コウノドリ」での星野源さん演じる産婦人科医の四宮さんの様々な言葉を胸に子育てを楽しんでおります!
(ドラマ内で、ある旦那さんが奥さんに投げかけた「俺も育児手伝うよ」のワードに対して、四宮さんが自分の子供なんだから「手伝う」は不適切だと厳しく叱っていたのが印象的で胸に残っています。素敵なドラマなので、おうちでの時間にぜひ。)

日々共に過ごす中で、子供の成長や進化がはっきり見て取れることに、
驚きを隠せません。

突然ですが、ここで話はプライベートからエコモット内の話題に変わります。

なんと社内の製品にも「進化」したものがあったのです。

そう、それは以前にも紹介させて頂いたことのある「ぐらロイド」
こちらについてです。

ぐらロイドの簡単なおさらい

「広域エリア傾斜検知システム ぐらロイド」

左の子機が対象物の傾きをデータ収集・検知し、
そのデータを右の親機に無線送信。
親機からそのデータをクラウドサーバに送るという仕組みです。
この仕組みにより、遠隔での現場の傾斜監視を可能とします。

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ぐらロイドの特徴

① LPWA「LoRa」を使用し、数百m~1kmと長距離の無線通信を実現

長距離無線通信なので様々な現場に対応できます。
※無線通信の飛ぶ距離は環境に依存しますので、1kmはベストエフォートです。

② 1台の親機に最大50台の子機を紐づけ可能

複数台の計測データを同時に見ることができるので、
点ではなく面での傾斜監視が可能となります。

③ 「データ計測」と「瞬時警報」の両立

平時は傾斜角度を設定した時間間隔ごとにデータを計測しつつ
異常発生時には瞬時に警報出力されます。

警報出力された後は、現場の警報機作動と同時に、
管理者のもとにメールが届き、リアルタイムで危険をお知らせします。
(傾斜角度の警戒値は1°単位で設定可能)

④ ボタンを押して計測開始。角度のゼロ点調整も簡単に

センサー底辺部のボタンを押すだけなので角度のゼロ点調整も設置後にできます。
水準器で水平を取る必要もないので、どなたでも容易に設置が可能です。

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今回ぐらロイドが進化したポイントはここ!

ここまででおさらいが終わりました。
さて、簡単にぐらロイドの機能について振り返りましたが、
いったい今回はどこが進化したのでしょうか?

まず、以下の画像をご覧ください。
この画像は従来の仕様の管理画面内のグラフと計測値リストです。

画面ではわかりにくいかもしれませんが、1台の子機から収集される傾斜値は、
上記のとおり3軸の合成値として表現されていました。

このデータでわかること。

それは設置当初からみて、センサーの動きにどの程度の変化があったのか
という部分の把握ができます。

しかし、ここで1点、疑問が残ります。
それは、ぐらロイド設置時から子機が「どの方向」に傾いたのか
というところです。

導入いただいた現場の方からの意見として、
傾いた方向がX軸(左右)なのかY軸(前後)なのか、またはその両方なのか。
そこまで知りたいというお声が多かったのです。

たしかにご指摘の通り、どの方向に傾きが見られるのか把握できた方が、
安全対策としてはより強固だと思います。

そこで、当社開発陣はぐらロイドの改良を試みました。
その結果がこちらです!

こちらが最新の仕様の管理画面内のグラフと計測値リストです。

いかがでしょうか。
わかったような、わからないような感じかと思います笑

実はこれ、
X軸・Y軸のグラフと計測値リストが個別で表示されるように進化しました
つまり、3軸合成でデータ取得していたぐらロイドが、今後はXとYの2軸でデータ計測することができるようになったのです。

これにより計測したい対象がどんな動きをしているのか、
より細かく現場の状態を把握することが可能になったのです。

この機能によって、例えば構造物や仮設資材がどの方向に傾いてしまったか、
と言った情報も、遠隔地から丸わかりです。

進化したぐらロイド。
ぜひ現場でお役立ていただければ嬉しい限りです!

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