札幌・東京のIoTエンジニアによる

技術や働き方についてのブログ

偏微分方程式を保持したニューラルネットワーク

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こんにちはデータアナリティクス部のフバチ(Robert Hubacz)です。以前、偏微分方程式(PDE)を解くための特別なツールである「物理情報ニューラルネットワーク(PINN)」について紹介しました。PDEは自然現象や科学的イベントを理解するのに役立ちます。PINNは少量のデータやデータがなくても機能するため、多くの研究者が関心を持っています。しかし、PINNは一度訓練されると、状況が変わった場合には再訓練が必要です。例えば、パイプ内の水の流れが少し変わるだけでも、PINNを再訓練しなければなりません。一方、未知の状況を予測することは、ニューラルネットワークが作られた主な理由の一つです。

そこで、このブログではPDEを解決するために設計された別のニューラルネットワークについて紹介したいと思います。これらのネットワークは、解決を目指すPDEの構造を反映するように設計されています(Sharma et al., 2023)。具体例として、PDEを保持したニューラルネットワーク(PPNN)というネットワークです(Liu et al., 2024)。
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エコモットのGX(グリーントランスフォーメーション)

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みなさん、こんにちは。IoTソリューション事業部の薄木です。

「今回は、2023年8月頃に政府が2024年度予算の概算要求で、脱炭素に向けたグリーントランスフォーメーション(GX)分野に2兆円超を要求するというニュースが発表されて以降、巷で注目を集めている「GX」について、エコモットの事例とともにご紹介させていただきます。

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【現地リポート】5/28 北海道IoTビジネス共創ラボ AIの未来を切り拓く勉強会

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こんにちは!エコモット株式会社でIoT・AI・DXコンサルティング営業をしている本間です。

2024年5月28日に開催された「北海道IoTビジネス共創ラボ」の勉強会では、AIの最新動向と将来の産業応用について、ITの第一線で活躍する専門家の方々から大変有意義な情報を得ることができました。

AIの驚異的な進化により、産業のあり方が大きく変わろうとしていることは周知の事実です。

「どうやってAIをビジネスに統合すれば良いのか?」という疑問を持つ方も多かったことでしょう。

その答えは、最新のAI動向を理解し、それを自社に適用することにあると再認識しました。

この勉強会を通じて、AI技術の現状と将来の可能性を専門家の生の声から学ぶことができ、大変有意義な機会となりました。

参加者の皆さまからも「視野が広がった」「具体的な活用方法が分かった」などの感想が寄せられ、大変好評でした。

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Windows PowerToysで日々の作業を快適に: Keyboard Manager編

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こんにちは!

デバイスソフトウエア開発部の米森です。

開発職では常にパソコンを使用するので、いかにパソコンでの作業を効率よくこなせるかが大事です。自宅PCであれば、自由にフリーソフトなどを入れてPCの設定を拡張できるのですが、会社の貸与PCの場合だとセキュリティの観点から制限がかかることが多いかと思います。なのでPCをカスタマイズするにしても会社のセキュリティポリシーの範囲内に収める必要があるのですが、そんなときに重宝するのがWindows PowerToysというソフトウェアです。

Windows PowerToysは、Microsoftが提供するユーティリティパッケージソフトで、本来Windowsに標準搭載される予定であった機能をオープンソース化したものです。機能については後述しますが、クリップボードを拡張したり、スクリーンキャプチャをよりリッチにしたりして、痒いところに手が届くようなカスタマイズが可能になります。Microsoftが開発するプロダクトなので社内導入もそこまでハードルは高くないかと思います。

私自身、PowerToysは毎日のように使っており、無いとストレスで作業ができないほどです。使ったことがない方にはぜひ一度使ってみてほしいので、今回は普段私が開発業務や関連業務で使っているPowerToysの機能について紹介させていだたきたいと思います!

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Reactの状態管理ライブラリ「Jotai」を採用した背景

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こんにちは。
開発本部 SJC共同開発推進室の中野です。

ReactでWebフロントエンドの開発を行う際、多くの開発者が「状態管理ライブラリ」について一度は頭を抱える思います。

ReduxやZustandそして本記事で取り扱うRecoilやJotaiのような多種多様な状態管理ライブラリが存在しますが、「これが最適解!」と断言できるものは存在しません。
そのため、ライブラリ選定で多くの開発者が混乱することでしょう。
(私自身もかなり迷いました…

そこで今回は、現在担当しているプロジェクトで大活躍中の状態管理ライブラリ、Jotaiについて
なぜJotaiを採用したのか」というバックグラウンドに焦点を当て、
RecoilとJotaiで迷っている方、あるいは「そもそもJotaiって何?」という方に向けて、Jotaiの概要とその魅力をご紹介します。

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代表メッセージ:入澤 拓也「エコモットはこんな会社です」

採用


01 私たちが作ったものを私たちで売っていきます

私たちの強みは開発から営業、運用、管理の全てを一気通貫して行える社内体制があることです。各分野のスペシャリストが社内にいます。私たちが作ったものを私たちで売っていきます。販売を代理店に任せている会社は多いですが、私たちは販売も含めたサービスの全てを社内で行います。社内に営業がいることによって、お客様の要望を直接聞き、素早く開発に活かせます。

02 座右の銘は温故知新。現場経験の豊富な方がいます

エコモットの社員は30代が最も多いですが、次に多いのが60代です。どうやって土やトンネルを掘るか、という建設現場の常識がIT業界にいた私には何もわからなかったので、現場のノウハウを持っている60代の知恵を借りています。社内にはトンネルを30年掘っていたり、ロードヒーティング、ボイラーをずっと触っていた方もいます。そのような経験の豊富な方に本当に現場に必要なものを聞くことができ、良いサービス開発に活かすことができます。
私の座右の銘は温故知新です。古くからのことは現場をよく知る方に教えてもらい、私は新しいことをどんどん進めます。古くからあることをいかにモバイル化するか。古いものと新しいものを融合可能な社内体制が私たちの強みにもなっています。

03 社名の由来

今ある様々な社会問題をモバイルで解決していくために、まだこの世に存在しないものを創る必要があります。実は社名の決定時にも象徴的なエピソードがあります。
創業前に「エコモット」というキーワードを検索し、「エコモットに一致する情報は見つかりませんでした。」と表示されたスクリーンショットは今でも大事にとってあります。つまり、創業当時はエコモットという言葉自体がこの世に存在しませんでした。まだこの世に存在していないからこそ、「エコモット」という社名にするべきだと思いました。

04 部活動と社員同士の交流が盛んな会社です

エコモットは身体を動かすのが好きな社員が多く、野球、テニス、バスケットボール、ジムの部活動があります。よくみんなでバーベキューをしたり、キャンプに行ったり、社員同士の交流が盛んで、課外アクティビティの激しい会社です。会社からお金を出して畑を借りたりもしています。社員には健康であってほしいため、会社は禁煙としています。

05 子育てのしやすい会社です

エコモットは子育てのしやすい会社です。代表の私自身もそうですが、子育て世代の社員が多いため、子育ての悩みに理解のあり、子育てを助けあう風土があります。子供の都合で急に休まないといけないときでも、協力しあえる体制があります。子供一人当たり会社から月額5000円を支給する「こども手当」という制度もあります。

エコモットでのやりがい

北海道の経済、環境、人に貢献できること エネルギーを消費するとお金が出ていき、環境にも悪影響があります。北海道で年間消費している灯油の割合は全国の7割と言われていますが、当然、灯油を海外から輸入することによって北海道のお金が海外に流れます。このような状況を何とかしたい、そういった想いで開発したのがロードヒーティングの遠隔監視システム「ゆりもっと」でした。 現在、「ゆりもっと」の導入によって、延べ5億円ぐらいの灯油代を削減できています。言い換えれば海外に流れるはずだった5億円を道内に留めたということで、これはマクロ経済的にはものすごい効果があると同時に、灯油の消費を抑えた分だけ環境へも貢献できていると思っています。 さらに大事なことは、ロードヒーティングに使用する灯油代が下がりアパート運営のコスト削減に貢献したことで、導入されたアパートのオーナーさんにもすごく感謝されます。なんといってもお客様から感謝されることが仕事をしていく上での一番の喜びです。感謝の言葉を聞けることが一番嬉しい。私だけではなく、社員みんなのモチベーションが上がります。私たちは感謝される仕事を行い続けたいと考えています。

こんな人にエコモットに来てほしい!

今、当たり前ではないことも将来には当たり前になります。ボイラーは遠隔操作するのが当たり前。車にはドライブレコーダーついているのが当たり前。そのような未来の常識を私たちは作りたいと思っています。すでにこの世の中にあるものを作るのではなく、将来自分たちが作っていくもので世の中を変えていきたい。「未来の常識を作る」という思いのある人に来てほしいと思っています。

01 新しいことを貪欲に学び続ける人

エコモットに入って成長しているのは「いろんなことに興味を持って学び続けている」人です。入社時にITがわからなくても大丈夫。ITに詳しい社員が多いので、学ぶ気持ちさえあれば成長し続けることができます。いろんなものに興味を持って、セミナーや展示会に行くような人が向いています。エコモットはまだこの世にないものを作りたいと考えているため、新しいことを貪欲に学び続ける社員を求めています。

02 受託が嫌になった人

受託が嫌になった人にぜひ来てほしいと思っています。エコモットはすでに設計されたものを作る受託開発はありません。私たち自身が考え、設計します。自分で何かを考えることができる人、上流で仕事がしたい人に来てほしい。設計されたものを作るのではなくて、自分で考えたものを自分で形にしたい人に来てほしいと思っています。

03 歴史に名前を残したい人

トンネルを掘ったら、トンネルの裏側に名前が残ります。すごく羨ましいと思っています。起業したときから同じ思いですが、せっかく自分が汗水たらして仕事をするなら歴史に名前を残したいと思っています。「自分はこの仕事をした」という名を残したいと思っています。自分が汗水たらして仕事したことがちゃんとの世の中に評価されて、名前として残るという仕事をしたい。「あれを作ったのはエコモットさんで、誰々という優秀な技術者と営業マンがいてね・・・」と。エコモットで一緒に歴史に名前の残る仕事をしましょう。

vimでmarkdownの表を作成する一例

Tech blog

社内で利用しているBacklogなどの課題管理システムに簡単な情報をテキストベースで載せたい場合等に、markdownで表を作成するケースがあります。
markdownでの表を作成するツールとしては、スプレッドシートを使用する
https://workspace.google.com/u/0/marketplace/app/generatemarkdowntable/23306117760?hl=ja&pann=sheets_addon_widget
のように便利なツールがあります。

一方、不具合解析を行う場合などはログからポイントとなりそうな箇所を表として抽出したい場合がありますが、出力元のプログラムによってログのフォーマットが異なるため、個々のログに対して整形が必要となります。
スクリプトを組めば自動化はできますが、ログごとにスクリプトを作成するのは若干手間になります。
また、エディタでログを見つつ、ポイントとなりそうな箇所を摘まみだして表にできると便利です。

本ブログでは、vimを使用してログからデータを抽出してmarkdownの表を作成する例についてご紹介したいと思います。
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データ計測ツール「Google Analytics for Firebase」について

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お疲れ様です!
SJC共同開発推進室の境田です。

アプリケーションを開発する際、ユーザの動向を把握したい、そう思ったことはありませんか?
これまでデータ計測ツール「Google Analytics for Firebase」を用いて開発してきたことがあり、
その要望を叶えてくれたのでご紹介します。

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テック部のご紹介 Part1

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こんにちは!
デバイスソフトウエア開発部の米森です。

エコモットには有志の部活動が数多くあり、業務外でも活発に活動しています。
今回はその中の一つであるテック部について紹介させてください。

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配筋検査ARシステムBAIAS®にラベル片側表示機能を追加!

現場ロイド

こんにちは。デバイスソフトウェア開発部の斎藤です。

「配筋検査ARシステムBAIAS®」は、2024年3月22日に「ラベル片側表示機能」をリリースしました。
これにより、鉄筋間隔・ダブル配筋計測において、計測結果のラベルを両側に表示するか、片側に表示するかを選択できるようになりました。

今回は、鉄筋間隔・ダブル配筋計測に関わるラベル片側表示機能ついてご説明いたします。
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